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塗り壁とは●
セメントや土、消石灰などの結合材に、水、骨材、繊維、顔料などを混ぜ合わせた左官材料を塗って仕上げた壁のことです。主な成分が天然素材であるため健康的で、落ち着きがありながらオリジナリティーあふれる仕上がり感も特徴です。
また、漆喰や珪藻土などの吸放湿性を持った材料には、室内の湿度調節をする機能もあり、快適な室内環境づくりに貢献します。
漆喰や珪藻土などの塗り壁は、室内環境を改善します |
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漆喰とはどんなものですか●
漆喰とは、消石灰を主原料とし、これにフノリ・ツノマタなど膠着(こうちゃく)剤、ひび割れを防ぐため麻などの繊維質を加えて、水で練り上げた塗り壁の材料。左官材。
防火性が高いのが特徴で、古くは財産を守るため土蔵に使われた。また、調湿機能も持ち、季節の変化に耐え、カビがつきにくいという性質ももつ。このため、今でも押入れの壁などに使われることもある。そのほか、遮音性や遮光性にも優れている。
漆喰は日本古来より使用されてきた自然素材で、気候が季節ごとに変化する日本にあった建材ともいえる。もっとも持続性の高い仕上げ材の一つとして平安時代から使用されてきた。城郭建築などでも使われ、姫路城など、白い漆喰壁が数百年に渡って構造体を保護し続けている。 出典:ALL ABOUT
民家の壁に使われた漆喰漆喰(しっくい)とは建築材料として用いられる素材である。接着や目地の充填に用いられるほか、防水性や調湿機能に優れているため、古くから土蔵や家屋の土で造られた壁の上塗り材としても用いられてきた。
製造方法は石灰に麻の繊維を加え、草本や海藻から得る接着剤、水などを加え練り上げて作られる。このため外見は白色となっている。
建築材料としてはかなり古く以前から用いられてきたものであり、原始的な漆喰(ほぼ石灰)は古墳(高松塚古墳壁画等)などにも使われている。
また、多くの城郭の壁に使用されており、室町時代末(1565年)に信貫山城(奈良)を訪れた宣教師イスマン・ルイス・ダルメイダは、「今日までキリスト教国において見たことがなき甚だ白く光沢ある壁を塗りたり。其の清潔にして白きこと、あたかも当日落成せしものの如く、天国に入りたるの感あり。外より比城を見れば甚だ心地よく、世界の大部分にかくの如く美麗なるものありと思われず」と、所感を述べている。
戦後、在来工法建築とともに急速に衰退したが、近年、土蔵の海鼠壁や古民家の鏝絵などを通じて文化的に再評価されつつある。また、漆喰の特性を生かしたタイル(漆喰タイル)も開発されている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 |
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珪藻土とはどんなものですか●
スロバキア産の珪藻土珪藻土(けいそうど、diatomite、diatomaceous earth)は、藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物(堆積岩)である。ダイアトマイトともいう。珪藻の殻は二酸化ケイ素(SiO2)でできており、珪藻土もこれを主成分とする。
珪藻が海や湖沼などで大量に増殖し死滅すると、その死骸は水底に沈殿する。死骸の中の有機物の部分は徐々に分解されていき、最終的には二酸化ケイ素を主成分とする殻のみが残る。このようにしてできた珪藻の化石からなる岩石が珪藻土である。多くの場合白亜紀以降の地層から産出される。
耐火性と断熱性に優れているため建材や保温材として、電気を通さないので絶縁体として、また適度な硬さから研磨剤としても使用されている。昔からその高い保温性と程よい吸湿性を生かして壁土に使われていた。近年、自然素材への関心が高まるとともに、壁土への利用用途が見直され脚光をあびている。漆喰に類似した外観に仕上げることができ、プロでなくとも施工しやすいため、DIY向けの建材としても販売されている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 |
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シックハウス症候群とは●
「シックハウス症候群」とは、住宅の高気密化や化学物質を放散する建材・内装材の使用による室内空気汚染等が原因で、体調不良や病気が起きる現象のことです。
主な症状としては、頭痛、喉の痛み、目の痛み、鼻炎、嘔吐、呼吸器障害、めまい、皮膚炎などがあげられています。カビ・ダニによるアレルギーや感染症もあり、症状は人によって異なります。
欧米では「シックビルディングシンドローム」(=Sick Building Syndrome)と呼ばれています。
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